看護師が後輩の教育を行う時は、先輩として適切に業務を教えなければいけません。
早く知識やスキルを身に付けてもらうことで、戦力として働いてもらうためです。
しかし現実問題として、教え方の上手い人と下手な人がいるのも事実です。
特に初めて指導する場合は戸惑うもので、こればかりは指導の経験を積んでいくしかありません。
問題なのは、明らかに間違った言動をして相手を困惑させてしまうことです。
例えば、5分前行動は社会人として絶対守らなければならないという指導をしておきながら自分が平気で遅刻するなど、言葉と行動で矛盾が生じると不信感が生まれます。
すると、次第にこの先輩から何を学べば良いのだと途方に暮れてしまうので、成長スピードが遅くなってしまうでしょう。
また、発言したことをすぐに撤回したり、発言が二転三転するようだと、確実に混乱してしまいます。
このような態度をとっていると、後輩からはもちろん職場全体からも評価が下がってしまうことになるので注意しましょう。
時には状況の変化などで発言が二転三転することもあるかもしれませんが、その時はきちんと理由を説明することで相手は納得します。
大事なのは、自身の気分によって発言をコロコロ変えるのを避けることです。
小癪なことをせずにきちんと指導をしていると感謝されますし、グングン後輩が成長していくと教える立場としても嬉しいものです。
そのため、教育も立派な仕事の一つだという認識を忘れてはいけません。