とにかく仕事を任せてみる

看護師が後輩の教育を行うことになった際、知っておきたいことがいくつかあります。

まず全てを教え込もうと意気込まずに、考える余地を与えることが必要です。
忙しい時などは、つい最短でのやり方のみを教えがちになります。
しかし教育とは、方法を教えるのではなく考える力を付けさせることです。
面倒ではありますが、極力ヒントを与える形で教える必要があります。

また、後輩が同じことを何度も聞いてくると、つい怒りがちになります。
怒りたい時には、教え方が悪いのだと振り返ることが大事です。
何度も同じ質問をするならば、きちんと理解できるように伝えるように心がけましょう。

またメモを取っているかチェックして、ただ聞いているだけならば指導することが必要です。
仕事の覚え方からしっかりと教えなければ、後で苦労します。

そして、できる限り色々なことを後輩に任せることも大事です。
ミスを避けるために、荷が重いと思えることは任せられないと考えがちです。
しかし失敗も大切な経験なので、面倒でも任せるようにしましょう。
失敗をしたら、後のフォローをすることに注力すれば良いだけの話です。
後輩も、仕事を任せられることで責任感が生まれ、自分でミスをしないように考えるようになるでしょう。
できる限り考えさせて様々な経験をさせれば、後々の仕事をスムーズに行えるようになるでしょう。

決して自分が面倒な思いをしたくないからと、楽な教え方をしてはいけません。
最初のうちは苦労することもあるでしょうが、自立させれば自分で様々な判断ができるようになるでしょう。